1862年ヴィクトル・ユーゴーが執筆した文学小説「レ・ミゼラブル」
「レ・ミゼラブル」とは「惨めな人々」という意味があります。
日本では1902年に黒岩涙香が翻案した「噫無情」(ああむじょう)が連載されました。
1980年代より世界各地でミュージカルやドラマ、映画が作られるようになり、まさに世界で愛される物語へとなっていきます。
今回は2012年に公開された映画版を基に、舞台であるフランス・パリのご紹介をしていきます!
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『あらすじ』
貧しさから家族に為にたった1本のパンを盗み、19年間投獄されたジャン・バルジャン。
警部のジャベールからようやく仮釈放を伝えられるますが、人々は元囚人の彼に冷たく当たります。
ある司教が親身になって世話をしてくれますが、彼は盗みを働いてしまいます。
それでも司教は彼を許してくれ、心を打たれたジャン・バルジャンは必死に働き、事業に成功してモントルイユの市長になります。
ファンティーヌは娘がいることを隠してジャン・バルジャンの工場で働いていましたが、噂が広まってしまい、仕事をクビになってしまいます。
ジャン・バルジャンがファンティーヌを見つけ助けますが、程なくして彼女は亡くなってしまいます。
彼女の代わりに娘のコゼットを助けると約束をしたジャン・バルジャンは、彼を追うジャベールから身を隠しながら、コゼットを連れて二人でパリへと逃亡をします。
『主な出演者』
監督:トム・フーバー
出演:ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン)、ラッセル・クロウ(ジャベール)、アン・ハサウェイ(ファンティーヌ)、アマンダ・セイフリッド(コゼット)、エディ・レッドメイン(マリウス)ほか
歯や髪も売り、最後は亡くなってしまうファンティーヌを演じたアン・ハサウェイ。実際に約11キロも体重を落とし、髪を丸刈りにする体当たりな演技を見せています。
アン・ハサウェイは今作でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。
他にも今作はアカデミー賞・ゴールデングローブ賞の様々な部門でノミネート・受賞をされており、まさに2012年は「レ・ミゼラブルイヤー」となりました。
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『映画の舞台・ロケ地』
物語の後半部分、ジャン・バルジャンとコゼットが逃亡した先のパリを紹介いたします!
バスティーユ広場
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物語のクライマックスでもある革命軍による暴動の起きた広場です。
パリの4区、11区、12区の3つの区に跨っています。
バスティーユ牢獄があった場所ですが、1789年7月14日に起きたフランス革命の発端ともいえるバスティーユ襲撃事件によって取り壊されています。
現在は広場の中心に、1830年に起こったフランス7月革命の記念柱が建っています。
セーヌ川
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ジャベールが身を投げ自殺をしたのがセーヌ川です。
シュリー橋よりイエナ橋までの約8kmあり、右岸にはルーヴル美術館、シャンゼリゼ通り、パリ市庁舎など、左岸にはエッフェル塔やアンヴァリッドなどが広がります。
パリ市民になりきって、川岸の散歩やジョギングをして過ごすのがオススメです!
サンポール・サンルイ教会
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映画のラストでマリウスとコゼットが結婚式を挙げた教会です。
マレ地区にある、パリで現存する唯一のバロック様式の教会です。
ドラクロワの「オリーブ園のキリスト」など、多くの彫刻や絵画が見られます。
ユゴーが住んでいた(現在は記念館になっている)場所からも近く、教会入口にはユゴー寄贈の貝殻の聖水盤があります。
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『周りの観光スポットやツアー』
クレミュー通り
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バスティーユの南に位置する小さな通りに、カラフルな家が立ち並んでいます。
絵本のような可愛らしい家は見ているだけで楽しくなってきます。
一般住宅のため、訪問する際には住民の迷惑にならないよう気を付けてください。
ジュテームの壁
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「愛しています」を意味する、「ジュテーム」。
世界各国のジュテームが書かれた壁がフォトジェニックとカップルに人気です。
もちろん日本語もあるので、ぜひ探してみてください!
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『現地の食べ物・おみやげ』
クリニャンクールの蚤の市
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パリの三大蚤の市であるクリニャンクールの蚤の市。
約3000店以上のショップが立ち並び、三大蚤の市でも最大規模といわれています。
アンティーク家具や雑貨などが売っていて、掘り出し物が見つかることもあります。
おしゃれなアンティークのレースやボタンなどは、お土産にもぴったりです。
ラデュレのマカロン
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パリといえばマカロン!日本でも大人気のラデュレですが、パリには6店舗あります。
おすすめはシャンゼリゼ通り店。
フォトジェニックな店内が可愛く、ぜひ店内の写真も撮りながら、絶品マカロンを堪能したいですね!
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『交通機関』
パリへはシャルル・ド・ゴール空港またはオルリー空港を利用します。
成田空港からシャルル・ド・ゴール空港へは直行便で約12時間30分です。
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へは空港バス、もしくは電車の利用が便利です。
『オススメのホテル・航空チケット』
フランスでは本物のお城に泊まれるのはご存じでしょうか。
シャトーホテルと呼ばれており、一度は泊まってみたい贅沢体験ができます。
パリ唯一のシャトーホテルが「セント ジェームス パリ」です。
高級住宅地が立ち並ぶ16区にあり、ホテルは中世にタイムスリップしたかのような豪華な造りです。パリの思い出にぜひオススメのホテルです。
パリ観光には6~7月、9月がおすすめです。過ごしやすく、夜10時ごろまで日が昇っています。
反対に冬は日が暮れるのも早く、11月でもコートが必要なほど寒いので注意です!
パリへは長時間フライトになるため、飛行機は直行便がおすすめです。
日本航空、全日空、そしてエールフランス航空が運航をしています。
なお、現在は新型コロナウイルスに伴う航空便の欠航、外務省からの渡航情報も出ていますので、渡航の際には運行情報と渡航情報も確認されることをお勧めします。
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『まとめ』
今回は映画「レ・ミゼラブル」舞台、フランスのパリをご紹介いたしました。
パリ全体が物語の舞台にもなっているので、ジャン・バルジャンやコゼット、そしてマリウスなどの登場人物に思いを馳せながら観光を楽しみたいですね。
またエッフェル塔やルーブル美術館など定番観光スポットも捨てがたいですが、旅行に行く際はおしゃれなフォトスポットもぜひチェックしてみてください!
文:スピカ
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