親子とは何かを考えさせられる映画「I am sam」。障害を抱えながらも愛娘のことを心から愛する主人公と、彼を父として尊敬する娘ルーシーの「親子の絆」に涙させられる作品です。作中にビートルズの曲が使われていたり、ビートルズのジャケットをパロディーしたシーンが出てきたりと、ビートルズファンには胸熱な映画でもああります。
今回は、映画の舞台であるアメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンを中心に、映画のロケ地やおすすめの観光地・グルメなどロサンゼルスの魅力をご紹介します!
あらすじ
知的障害で7歳の知能しか持たないサムは、スターバックスで働きながら愛娘ルーシーを育てるシングルファーザー。ルーシーの母親はルーシーを生んですぐに行方をくらましていた。それでも、理解ある人たちに恵まれ、周囲の人に助けられながら2人は幸せに暮らしていた。
しかし、ルーシーは7歳の誕生日をまじかにしていて、彼女はサムの知能を超えてしまう。彼らのことを心配していたソーシャルワーカーは、サムには親としての能力がないと判断し、ルーシーをサムの元から引き離してしまう。どうしてもルーシーと暮らしたいサムは、敏腕女性弁護士リタに助けをもとめる。自身も親子の関係に悩んでいたリタは、彼の弁護を引き受けるが…。障害を持つ父親と幼い娘が繰り広げる家族の愛の物語。
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主な出演者
監督:ジェシー・ネルソン
出演:ショーン・ペン(サム・ドーソン)
ミシェル・ファイファー(リタ・ハリソン)
ダコタ・ファニング(ルーシー・ダイヤモンド・ドーソン)
ダイアン・ウィースト(アニー)
ロレッタ・ディヴァイン(マーガレット)
リチャード・シフ(ターナー)ほか
ショーン・ペンは「ミスティック・リバー」「ミルク」などでアカデミー賞主演男優賞を受賞し、ヴェネチア国際映画祭・カンヌ国際映画・ベルリン国際映画祭の世界三大映画祭で主演男優賞を総なめした演技派。若いころはやんちゃで知られましたが、アイ・アム・サムではは障害を持つ父親という役どころを繊細に演じてみせ、彼の才能を再確認させられます。
また、知的障害の当事者の方がサムの友人役として出演しているのですが、彼らのアドリブにもサムとして応じ、撮影を一切とめなかったというのですから驚きです。
アイ・アム・サムで天才子役としてその名をとどろかせたダコタ・ファニング演じるルーシーの健気でかわいらしい様子も必見です。
映画の舞台・ロケ地
スターバックス ウエストウッド&リンドブルック店
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サムが働いていたスターバックス。
商品整理の仕事をしながら、お客さんの選んだドリンクを聞いては「それ、いいの選びましたよ」と話し掛ける微笑ましいシーンが思い出されます。スターバックスで働くのは、覚えることも多くて大変そうですが、障害を抱えるサムは言うまでもありません。
ルーシーと暮らすため、コーヒーを入れる難しい仕事に挑戦する様子には胸を打たれます。
777サウスブロードウェイの横断歩道
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ビートルズのアルバム「Abbey Road」のメンバーが横断歩道を渡る有名なジャケ写をパロディーしたシーンで使われた777サウス・ブロードウェイの横断歩道
サムはビートルズが大好きで、作中のBGMとしてビートルズの曲が流れたり、ビートルズのエピソードが語られたりします。また、娘の名前ルーシー・ダイアモンドはビートルズの「Lucy in the Sky with Diamond」からきています。
そんなビートルズファンにはうれしい演出の1つがこの横断歩道を渡るシーン。ビートルズを愛する同志としてサムやルーシーとその仲間達のようにオレンジ色の風船をもって元気に渡ってみましょう!
グランド・セントラル・マーケット
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サムとルーシーとサムの友だち達が買い物を楽しんでいたグランド・セントラル・マーケット
ここは「I am sam(アイ・アム・サム)」の他に、「ラ・ラ・ランド」や「500日のサマー」などのロケ地としても有名です。
近くには「ラ・ラ・ランド」のエマとセブが乗ったレールウェイや、「500日のサマー」のトムのお気に入りスポットであるベンチなど様々な映画に使われたスポットがあるので、ロケ地巡りのついでに訪れてみるのも楽しいかも。
周りの観光スポットやツアー
ロサンゼルスのダウンタウンからは、少し足を伸ばせば、映画と関わりの深いスポットに行けます。
ブラッドベリー・ビルディング
ロマネスク様式の内装が神秘的なブラッドベリー・ビルディング。
アメリカの国立歴史的建造物に指定されているこのビルは、「ブレードランナー」や「500日のサマー」など数々のハリウッド映画で使用されました。
もとはオフィスビルだったそうですが、装飾が施されたむき出しのエレベーターやヴィクトリア朝のタイルの床などは、現代の建造物ではなかなか見ることのできないモダンな雰囲気を醸し出しています。
ゲームや映画の中に迷い込んでしまったような気分を楽しんでみては?
ディズニーコンサートホール
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ロサンゼルス観光の定番ディズニー・コンサートホール。
ディズニー夫妻の多額の寄付によってロサンゼルスの芸術・文化活動を支援するために建てられた、ロサンゼルスを象徴する建物です。フランク・О・ゲーリーの建築した太陽光を反射するステンレスの奇抜な外観には、思わずハッとさせられます。
毎日コンサートが行われていますが、現代美術のような外観や内装の鑑賞だけでも訪れる価値はありそう。ロサンゼルス観光の際にはぜひ訪れてみてください。
ザ・ブロード
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ザ・ブロードは、ロサンゼルスで話題の現代アート美術館。現代のポップアートなど楽しい展示が楽しめます。日本人では、直島のカボチャで有名な草間彌生さんの作品が展示されているんだとか。
ディズニー・コンサートホールの隣にあるので、少し足を延ばしてカラフルでモダンなアートの世界にもぐりこんでみましょう!
ロサンゼルス市庁舎
ロサンゼルス・ダウンタウンを一望できるロサンゼルス市庁舎は、ダウンタウンの中心にそびえ立つ真っ白な外観が特徴的です。
無料で見られる内部の建築様式も素晴らしく、ロサンゼルス観光の穴場スポットといえます。
展望台から眺めるダウンタウンの町並みはまさに絶景。ロサンゼルス旅行の思い出に、登ってみましょう!夜景もとてもきれいです。
『現地の食べ物・おみやげ』
ロサンゼルスらしいローカルフードや、楽しくてあか抜けたお土産もおすすめです!旅程にぜひ組み入れてください。
エッグスラット
ロサンゼルスのファストフードといえばエッグスラット。
半熟卵がからまったマッシュポテトをガーリックトーストにディップして食べます。朝食におすすめな一品です。
グランドセントラルマーケットの中にもあるこのお店は、いつも長蛇の列ができるほどの大盛況なんだとか。ロサンゼルスでちょっとリッチな朝ごはんを楽しんでみませんか?
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和牛を使ったハンバーガー「ガウチョ」など、個性的なメニューもあります。こちらはランチにぴったり!
シュガーフィナ
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おしゃれ女子に大人気なロス土産シュガーフィナのキャンディー。お酒のフレーバーのおしゃれなグミなど、大人のためのお菓子がたくさんあります。
パッケージもかわいいグミはみているだけでもテンションがあがります♪配りやすいサイズは職場のおみやげにおすすめ。色々なフレーバーを買って、友人や同僚とシェアするのもいいかも。
おすすめの観光ルート
おすすめの観光ルートは以下の2つ。
①グランドセントラルマーケットから東へ向かうルート
②ロサンゼルス空港からグランドセントラルマーケットへ向かうルート
①のルートではビーチでディナーもおすすめです。②のルートならベニスビーチにあるエッグスラットでビーチを見ながら軽食をとってから向かうのも◎
交通機関
地域によって治安が心配なロサンゼルスのダウンタウンは、安全に気を付けましょう。Uberなどを活用したタクシーでの観光がベストです。
Uberとは・・・
Uberと聞くと、最近話題のUber Eatsが思い浮かびますが、もともとUberは配車サービスのスマホアプリ。タクシーとの違いは運転手が一般人という点ですが、乗車前に運転手の顔写真や評価、車のナンバーなどを確認できるので安心です。
やり取りがすべてスマホで完結出来たり、車の車種が選べたりと魅力たっぷりな移動手段です。海外旅行の思い出としてよく聞くタクシーの料金トラブルなども、Uberならキャッシュレスなので心配いりません。海外旅行の際にはぜひ利用してみてください♪
まとめ
親子の絆をえがいた映画「Ⅰ am Sam (アイ・アム・サム) 」。今回は映画の舞台であるアメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンを中心に、ロケ地や観光名所、ロサンゼルスで話題のフードをご紹介してきました。今夜は「I am Sam(アイ・アム・サム)」で心を温めてみませんか?
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