2017年に公開された映画「君の膵臓を食べたい」は、2015年に出版された同名小説「君の膵臓を食べたい」の実写映画です。浜辺美波や北村匠海、小栗旬といった今を時めく俳優陣が主演を務め、「キミスイ」ブームを加速させました。
映画「キミスイ」の舞台は、滋賀・京都・福岡の3県。今回は、「キミスイ」の世界をたっぷりと味わえる映画のロケ地や、周辺の観光名所・おすすめスポットをご紹介していきます!
あらすじ
高校時代の同級生との透明な思い出が、大人になった主人公の心と人生を、ふと揺るがす。いい意味で定番を裏切る映画となっています。
主な出演者
監督:月川翔
出演:浜辺美波(山内桜良)
北村匠海(僕/志賀春樹)
大友花恋(恭子)
矢本悠馬(ガム君/宮田一晴)
桜田通(委員長)
森下大地(栗山)
上地雄輔(宮田一晴)
北川景子(12年後の恭子)
小栗旬(12年後の僕)ほか
ヒロインの山内咲良を演じる浜辺美波は、「キミスイ」をきっかけに大ブレイク。映画を見た人は誰もが、彼女の透明さに見事に引き込まれていったのではないでしょうか。最近では映画「約束のネバーランド」で主人公・エマ役を務めたほか、ドラマやバラエティーなど幅広く活躍。
主人公の僕を演じた北村匠海さんも「キミスイ」をきっかけに注目されたひとり。歌手としても活躍していて、ダンスロックバンド「DISH//」のボーカルを務めています。
映画の舞台・ロケ地
映画の舞台およびロケ地は、滋賀県彦根市、京都府伏見、福岡県福岡市の3か所です。滋賀や京都で、キミスイ定番のスポットを散策するもよし、福岡で僕や咲良のように観光を楽しむもよし!それでは、地域ごとに振り返っていきましょう♪
滋賀大学(滋賀県)
咲良と僕が通っている高校の正門と図書館の外観のロケ地には、滋賀大学経済学部の講堂が使われました。
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映画「キミスイ」の重要なカギを握る場所でもある図書館。レトロでおしゃれな外観が作品の世界観に溶け込んでいて、印象に残っています。内装は別の場所が使われているので要注意です!
旧豊郷町立豊郷小学校(滋賀県)
旧豊郷町立豊郷小学校は、咲良と僕が通う高校の教室や図書館の撮影が行われたロケ地です。
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この図書館は映画版キミスイのカギを握っている場所。人気アニメ「けいおん!」の聖地としても有名です。内部も見学できるので、ぜひ一度訪れてみてください。
滋賀県立総合病院(滋賀県立成人病センター)滋賀県
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僕が咲良の「共病文庫」を拾った滋賀県立総合病院(滋賀県立成人病センター)
彼女のことを普通の明るいクラスメイトとして認識していた僕が、咲良の病気を知ってしまい戸惑うシーンで使われました。闘病ではなく、「病気と共に生きる」という意味で「共病」という字を当てているところもなんとも咲良らしいですよね。物語の始まりの場所ともいえる病院に足を運ぶ際は、利用者の迷惑にならないよう気を付けましょう。
伏見であい橋(京都)
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僕と咲良が通う学校の通学路として使われた伏見であい橋
ポスターに使われたことでも有名で、キミスイと言ったらココ!といっても過言ではないくらい、まさに聖地ともいえる場所です。桜が舞う中、2人で読書をしたのも、咲良が最期を迎えたのもこの場所。
友だちと訪れて、キミスイのポスターをまねる「キミスイごっこ」をするのもおすすめ。
スイーツパラダイス 四条河原町店(京都)
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僕と咲良が初めて一緒に出掛けたスポット スイーツパラダイス!
映画が公開されていた2017年にはコラボも行われていたんだとか。2人でスイパラを訪れて、咲良の食べっぷりに驚く僕の微笑ましいシーンも、ラスト、僕が咲良を待ちながら「君の膵臓が食べたい」とメールをするのもこの場所。
咲良のようにスイーツ食べ放題を楽しんでみては?
馬出御所ノ内公園(福岡)
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馬出御所ノ内公園は僕と咲良が福岡ラーメンを食べた舞台。
博多駅から電車で13分のところにある、町中のきれいな公園です。残念ながら、この公園にはラーメンの出店はありませんが、また別のところで店を構えているそうなので、そちらはまた後程ご紹介します。
太宰府天満宮(福岡)
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僕と咲良がお参りした太宰府天満宮!
学業の神様・菅原道真が祭られていることでも知られていますね。受験の合格祈願や修学旅行などで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか?太宰府天満宮の参道には菅原道真の逸話で知られる梅が枝餅など、食べ歩きにぴったりなグルメを楽しむことが出来ます。
ちょっとした修学旅行気分を味わってみては?
ヒルトン福岡シーホーク(福岡)
僕と咲良が宿泊したヒルトン福岡シーホーク。
ラブコメあるあるの同室手違いが起こったのもこの場所。結局、他に空き部屋もなく2人で同じ部屋に泊まることになり、僕は咲良の薬ポーチを図らずも見てしまいます。福岡旅行のシーンは楽しく微笑ましい場面ばかりだったために忘れていましたが、咲良の病気の現実を突きつけられる衝撃的なシーンでした。
ヒルトンの部屋はどこも広くきれいで快適。目の前には PayPayドームがあり、野球観戦にもおすすめ。 福岡の美しい夜景も楽しめます♪
周りの観光スポットやツアー
映画では福岡の観光地が中心に出てきましたが、滋賀や京都にも一度は足を運んでおきたいスポットがたくさん。続いては、滋賀(彦根)と京都(伏見)のおすすめ観光スポットをご紹介します
彦根城(滋賀県)
彦根のシンボル、彦根城。ゆるキャラ「ひこにゃん」も有名です。
名古屋城や大阪城、姫路城などが有名な天下の名城の一つとも言われており、月明かりに照らされた彦根城は琵琶湖八景の一つに数えられているんだとか。
彦根観光に欠かせないスポットです♪
夢京橋キャッスルロード(滋賀県)
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江戸の風情を感じられる町並みが見どころ!夢京橋キャッスルロード。
彦根牛や和スイーツなど、たくさんのお食事処や喫茶、お土産屋さんが軒を連ねており、食べ歩きにおすすめのスポットです。情緒あふれる町並みをのんびりお散歩してみては?
伏見稲荷大社(京都)
京都の伏見稲荷大社は、全国にあるお稲荷さんの総本山。800を越える鳥居が立ち並ぶ参道はまるで異世界、なんとも神秘的です。
昼間にお参りする方が多いと思いますが、夜のお参りはまた違った一面を楽しむことが出来ます。この「千本鳥居」と呼ばれる参道が提灯でライトアップされて、ジブリ映画などに出てきそうな雰囲気を楽しめます♪
京都 伏見の定番スポットですので、ぜひ足を運んでみてください!
寺田屋(京都)
坂本龍馬が襲われた 寺田屋。
ここは、龍馬の妻・お龍が風呂上がりに裸で竜馬に危険を知らせたなどの様々な逸話が残る寺田屋を復元された歴史資料館です。ガイド付きの見学ツアーもあるので、歴史にあまり詳しくなくても楽しむことが出来ます。
古都・京都で史跡を探索してみては?
現地の食べ物・おみやげ
最後は、旅のお供に欠かせない、絶品グルメをご紹介!キミスイで主人公達が味わった福岡ラーメンや梅ヶ枝餅のお店も必見です
麺匠 ちゃかぽん(滋賀県)
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麺屋ちゃかぽんは近江牛肉うどんが人気のお店。
近江牛は彦根を訪れたら1度は食べておきたい彦根の名産品。そんな近江牛をお手軽に楽しめます。真っ赤なお肉がのっており、そこに熱々の味噌ベースのお出しをかけていただく、贅沢な逸品です。新鮮な近江牛を味わってみてください♪
花山(福岡県)
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福岡といえば、やっぱりラーメン!映画を観ていたら、お腹が空いてしまったという方も多いのでは?僕と咲良が食べたラーメンの屋台 花山。映画では公園の中にありましたが、普段は福岡の天神にあるそうです。
ぜひ、2人が味わったラーメンを楽しんでみましょう!
寺田屋(福岡県)
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僕と咲良が太宰府お参りの道中に食べた寺田屋の梅ヶ枝餅。太宰府にいったら必ず食べておきたい梅ヶ枝餅には、こんな伝説があります。
現在でも学問の神様として敬われる菅原道真ですが、彼は晩年、政争に敗れて太宰府に流刑となりました。飢えに苦しむ道真を見かねた地元の人は、彼の愛する梅の枝に、おいしい餅を巻き付けて差し入れたといいます…。
太宰府天満宮の参道には多くの梅ヶ枝餅屋がありますが、キミスイ旅行で押さえておきたいのは映画で二人が味わった「寺田屋」。
映画では、その場で買って食べ歩くスタイルでしたが、寺田屋は四季折々の風景を楽しめるお庭でお抹茶と一緒にいただける梅ヶ枝餅のセットがおすすめ。長い長い参道を歩き疲れたら、ここで一休みするのもいいでしょう。
伏見夢百衆(京都府)
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伏見夢百衆は、日本酒メーカー「月桂冠株式会社」の旧本店をリノベーションした喫茶店。日本酒を味わえるのはもちろんのこと、酒粕で作ったスイーツや日本酒を作る時に使う水を使った水出しコーヒーも味わえるそうです。店内で販売されているお酒はギフトにも最適。
伏見出会い橋や龍馬が襲撃された寺田屋から徒歩で7分程度。伏見観光の際にはぜひ音連れてみてください。
交通機関
キミスイのロケ地は滋賀県彦根、京都府伏見、福岡県の3つ。それでは、今回ご紹介したエリアを、地域ごとに振り返って行きましょう!
滋賀県・彦根のエリア
すべて、JR彦根駅周辺に位置しているため、徒歩で回ることも可能です。お散歩気分で街歩きも◎
京都・伏見のエリア
伏見であい橋から伏見稲荷神社へは電車で26分程。京阪本線 中野書島駅から伏見稲荷駅まで行き、そこから4分ほど歩けばたどり着けます。
JR京都駅から向かう場合は、伏見稲荷神社をお参りした後、伏見出会い橋やその周辺のスポットを音連れルのがベスト。新幹線を降りたら改札を出て、奈良線に乗り換えて三駅目の稲荷駅で降りたら歩いてすぐ。京都駅からの所要時間は6分ほどです。
その後は、京阪本線 伏見稲荷駅から中野書島駅まで向かえば、スムーズに観光できます。
福岡駅前のエリア
博多駅から徒歩15分ほどのところにあるので、福岡上陸後にまず訪れるのがおすすめ。
その後、博多駅前から太宰府天満宮までの直行便のバスが出ているので、そのバスに乗って太宰府へ向かうのがおすすめ。(運賃:600円 所要時間:45分)
太宰府天満宮周辺のエリア
その他のエリア
地下鉄 唐人町駅からのシャトルバスが土日限定で運行しているそうなので、ぜひ利用してみましょう。
まとめ
2017年、日本中が涙した映画「君の膵臓を食べたい。」そんな今回は、映画の舞台、滋賀、京都、福岡のロケ地やその周辺の観光地をご紹介していきました。西日本の美しい魅力を余すことなく伝えてくれる映画ともいえますね!ぜひ街景色や自然の風景にも注目してみてください。
あいみょんの大ヒットソング「猫」は、あいみょんがキミスイからインスピレーションを受け作詞したそうです。「キミスイ」を意識して聴き直してみると、新たな発見がありますよ♪
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