アニメ映画「名探偵コナン」の第23作目となる「紺青の拳(フィスト)」は2019年に公開され、興行収入が90億円を超える人気作品。舞台はシンガポールにあるマリーナベイサンズ・ホテル。世界中が憧れるスタイリッシュなホテルで繰り広げられる冒険と、シンガポールの華やかな夜景や異国情緒あふれる街並みも楽しめる映画です。
名探偵コナンの映画シリーズで初の女性監督となる、永岡智佳監督作品です。原作漫画は青山剛昌、脚本は推理小説作家の大倉崇裕。主題歌の「BLUE SAPPHIRE」はEXILE Tribeの登坂広臣が歌っています。
あらすじ
工藤新一こと江戸川コナンは「見た目は子供、頭脳は大人!」の名探偵。
ある日、怪盗キッドによって連れ去られ、目が覚めるとそこはシンガポールだった…!現地で起きた殺人事件の謎に挑むが、現地を訪れていた蘭、園子、そして空手家の京極真を巻き込み、事件が起こっていく。
ちょうどそのころシンガポールでは世界最大のブルーサファイア「紺青のフィスト」を巡る富豪たちの争いが繰り広げられ、この呪われた宝石をめぐる不吉な事件は続く。怪盗キッドも命を狙われ絶体絶命のピンチに。マリーナベイサンズのロマンチックな夜景が描かれる本作。華やかなシンガポールを舞台に繰り広げられる謎の真相とは…!?
主な出演者
高山みなみ:江戸川 コナン(えどがわ コナン)
山崎和佳奈:毛利 蘭(もうり らん)
小山力也:毛利 小五郎(もうり こごろう)
山口勝平:怪盗キッド / 黒羽 快斗(かいとうキッド / くろば かいと)
山口勝平:工藤 新一(くどう しんいち)
松井菜桜子:鈴木 園子(すずき そのこ)
檜山修之:京極 真(きょうごく まこと)
林原めぐみ:灰原 哀(はいばら あい)
緒方賢一:阿笠 博士(あがさ ひろし)
山崎育三郎:レオン・ロー (Leon Lowe)
河北麻友子:レイチェル・チェオング (Rachel Cheongu)
林 修:林 修(はやし おさむ)
声優だけでなく、俳優やタレントも参加している本作。「今でしょ!」で有名な予備校講師、林修先生が本人役で出演しています!
映画の舞台・ロケ地
映画の舞台をひとつずつ見ていきましょう♪シンガポールの見どころが満載です。(写真はマリーナベイサンズの公式Instagramより)
マリーナベイ・サンズ
マリーナベイサンズは一度見たら忘れられないユニークなデザインの建物。本作の事件の舞台として登場します。映画の終盤ではなんとこのホテルが…!?大胆なシーンに注目です。
View this post on Instagram
ホテルにステイができれば最高です!…が、宿泊しなくてもショッピングセンターとしてたっぷり楽しめます。有名なシンガポールのカジノもあります。
インフィニティ・プール
マリーナベイサンズの中でも見逃せないのがインフィニティ・プール!地上57階に位置するラグジュアリーなプールです。シンガポールの夜景を一望でき、天空プールとしては世界最大だそう。映画の中では新一(に扮した怪盗キッド)と蘭の注目シーンでも出てきます。
View this post on Instagram
スペクトラ(マリーナベイサンズのショー)
マリーナベイ・サンズのナイトショー「スペクトラ」。蘭が気もそぞろにひとりで鑑賞するシーンで出てきます。流れる音楽と光、水の動きがシンクロしたインパクトのあるショーですよ!
View this post on Instagram
マーライオン公園
シンガポールといえばこれ!マーライオンを観てみたいという人も多いのではないでしょうか。口から水が流れ出るおなじみの像です。スーツケースに入れられたコナンが目を覚ましたのもこの公園でした。
作品中ではマーライオンが血を吐くという衝撃的なシーンも…。
ラッフルズホテル Long Bar
格式のあるホテルのバー。主人公たちは未成年なのでここには行けないのですが(笑)、毛利小五郎が一人で味わっていましたね。事件の重要人物と会ったのもこのバーでした。有名なシンガポール・スリングは是非味わいたいもの。いつかはこのホテルに泊まりたい、と思わせてくれる素敵な場所です♪
この投稿をInstagramで見る
マクスウェル・フードセンター
チャイナタウンにあるホーカーズ(フードコート)で本格的な中華料理で舌鼓を是非!
現地の人が日常的に使っているホーカーズなので味はもちろんのこと、大通りに面しているので道に迷うことがありません!
お昼どきは周辺で働いている方で混雑するので時間をずらすのがおすすめです。作品中ではちょっと物騒なシーンで登場していましたね。
周りの観光スポット
アトラス・シンガポール
「バットマンに出てくるゴッサムシティに似ている…」そんな噂が広まり、人気スポットとなっているパークビュー・スクエアビル。アールデコ調でデザインされたオフィスビルの中には、世界でも最高のバーとして名前のあがる「アトラス・シンガポール」があります。
View this post on Instagram
圧巻は1300本のジンが収められたジン・タワー。マティーニを注文すれば、このタワーのジンを使ってシェイクしてくれるかも知れませんね…?
リトル・インディア
異世界に紛れ込んだような錯覚を起こすリトル・インディア。聞こえる言葉もすれ違う人もインドの雰囲気。ヒンドゥー教寺院もあります。サリーに使う煌びやかな布地や、様々な色のブレスレットなどショッピングも。
チャイやタンドリー、ベジタリアン料理も楽しめるスポットです。
オーチャードロード
オーチャードロードは丸一日楽しめるショッピングゾーン。200年ほど前は農園だったこの地ですが、デパートが建てられてから少しずつ発展してきたエリアです。
中でもウイスキー好きにお勧めしたいのがショッピングモール「IONオーチャード」にある「グランデ・ウィスキー・コレクション」。古いウイスキーがずらりと並び、ギフトショップでの購入も可能。日本のウイスキーも並んでいますよ。
View this post on Instagram
他にも世界各国のレストランがあり、ショッピングをしながら夜まで過ごせるスポットです。
チャイナタウン
旧正月の頃には一層活気づくエリアです。印象的な赤色が象徴する中国の建物。日本のチャイナタウンと違うのは、ここでは複数の文化が織り混ざっていること。仏教寺院、モスク、ヒンドゥー教寺院が同じ通りに沿っており、多様性が感じられます。
View this post on Instagram
このあたりには旅行者も利用できるドミトリーがあるので、ホテルよりもお得に滞在したい方にもおすすめ。
現地の食べ物・お土産
シンガポールの食べ物はいろいろな文化の影響を受けていて、レストランも多国籍。使われるスパイスなども多種多様。ぜひお食事も楽しんでください。
シンガポール・チキンライス
シンガポールを訪れたら絶対に食べたいのがシンガポール・チキンライス。鶏の出汁がしっかりしみ込んだご飯にやわらかい鶏肉。それを引き立てる絶妙のソースはそれぞれの店ご自慢の味。シンプルだけどついつい食が進んでしまう一皿です。お店によってはサイズも選べるので、聞いてみてください。
カヤジャム&カヤトースト
日本にはないカヤジャムは、シンガポールのソウルフード。ココナッツミルクと砂糖を煮詰め、卵をくわえて作るまろやかで優しいペーストです。パンダンというバニラのような香りの植物で香りづけするため、爽やかな風味が感じられます。
このカヤジャムを乗せたカヤトーストはカフェで定番のメニュー。地元の人は温泉卵のような半熟卵をつけていただきます。
いろいろなメーカーのカヤジャムがあるので、お気に入りのものを見つけるのも楽しいですよ。食べ損ねたら空港でも食べられるので是非味わってみてくださいね。お土産にもぴったりです!
プーパッポンカリー
ホーカーズと呼ばれるシンガポール屋台で食べたいのが、プーパッポンカリー。カニと卵を炒めたこのメニューは、海鮮を扱うお店ならたいていどこでも食べられます。お店によってはその場で生きている蟹を選ぶこともできます!
卵のまろやかさにスパイスがきいたカレーは日本でも近年大人気です。ぜひシンガポールで本場の味を楽しんでみて。
紅茶(TWG)
シンガポール創業の高級紅茶ブランド「TWG」。日本で買えない商品もシンガポールでは購入可能。幅広いラインナップなので店員さんにおすすめを聞くのも良いですね。自分用にもお土産にもおすすめ!
View this post on Instagram
シンガポール市内にいくつか店舗がありますが、シンガポールチャンギ国際空港内の店舗は壮大な紅茶の展示となっています。驚くこと請け合いです!
まとめ
映画の舞台シンガポールは食にショッピングにと、とことん楽しめる観光地。朝から夜まで存分に味わうことができますよ。小さなエリアなので周りやすいのが魅力です。映画に描かれるようにお金持ちが多いエリアのため、いつかは行ってみたい憧れの豪華ホテルやバーもたくさん。非日常を楽しみながらいろいろな映画の舞台をめぐってみてくださいね!
View this post on Instagram
映画を記念したイラストが描かれたウォールアートもあるそうですよ。
コメント 記事の感想やライターさんへの応援メッセージを送ろう!