映画「ダウントン・アビー」は、世界200カ国以上で放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞など、数々の賞に輝いた同名ドラマ「ダウントン・アビー」の続編。英国貴族のライフスタイルを丁寧な時代考証で描き、社会現象となりました。ドラマは2015年に第6シーズンで終了しましたが、2019年に映画となって復活!
ダウントニアン(ダウントン・アビーの熱愛者)と呼ばれる人々の出現や、英国王室のキャサリン妃も楽しみにしていた、など、エピソードにこと欠きません。今回は映画「ダウントン・アビー」の舞台となったイギリスから、華麗なるロケ地情報をたっぷりお届けします。
あらすじ
1920年代の英国。貴族階級は没落を始めるなか、持参金目当てにアメリカの富豪の娘と結婚することが流行していた。ダウントン城主のグランサム伯爵ロバート・クローリーも、アメリカ人妻の財産目当てに結婚したひとり。しかし夫婦は当初の思惑を超えた深い愛情で結ばれ、娘ふたりをもうけて平穏に暮らしていた。
当時、英国貴族の相続は男性にしか許されておらず、娘たちはダウントンを相続できない。彼女たちの結婚と引き換えに一族の財産が守られるのだ…。
そんなダウントン・アビーに衝撃の一報がもたらされた。なんと英国国王夫妻がヨークシャーへの行幸の途中に、ダウントン・アビーを訪れるという。相続問題やスキャンダル、一族や使用人を巻き込んだ事件が巻き起こるなか、ダウントンは、国王夫妻来訪を無事に乗り切れるのか…?
主な出演者
監督:マイケル・エングラー
出演者:ヒュー・ボネヴィル(ロバート・クローリー[グランサム伯爵])、エリザベス・マクガヴァン(コーラ・クローリー[グランサム伯爵夫人])、ミシェル・ドッカリー(長女 メアリー)、ローラ・カーマイケル(次女 イーディス)、マギー・スミス(バイオレット・クローリー[先代グランサム伯爵夫人])、イメルダ・スタウントン(モード・バグショー)、ジェラルディン・ジェームズ(メアリー王妃)、ジム・カーター(カーソン)、フィリス・ローガン(ヒューズ)、ロブ・ジェームズ=コリアー(トーマス・バロー)他
貴族階級を描いた物語「ダウントン・アビー」には数々な登場人物がいますが、ひときわ冷酷で計算高いキャラクターといえば、使用人のトーマス・バロー。同僚を蹴落とし、自分の利益になると思えば家敷の主人さえ利用する、野心の塊のような人物です。ドラマシリーズにおいて、トーマスはゲスな野心に燃える一方、脆くて繊細な一面を持つ男として描かれていました。映画ではこのトーマスに一大転機が訪れます…!
\同じイギリスが舞台の作品/
映画の舞台・ロケ地
ダウントン・アビーは貴族の物語だけあって、華麗な撮影地がたくさん出てきます。ここではイギリスでメインのロケ地となった、撮影の舞台をご紹介します♪
ダウントン・アビー:ハイクレア城(ハンプシャー)
ダウントン・アビー最大のロケ地は、なんといってもクローリー一家が暮らす大邸宅、ハイクレア城。ロケ地は実在するお城で、その名も「ハイクレア城」。
イギリスのハンプシャーにあり、庭園・農場と牧場を合わて約5,000エーカー(約20平方キロメートル)という広大な敷地に建っています。
ビクトリア朝時代から続くこのお城は、第8代カナーヴォン伯爵家が今も暮らしています。住んでいる本人達にも部屋数はわからないという...何ともスケールの大きなお城です。
こちらのお城は主に夏季に一般公開しており(2021年は7月11日~9月7日まで)入場料は城と庭園の見学がセットで大人£24.00です。入場券はオンラインから購入できます。ロンドン発着の日本語ツアーもあり、こちらのほうがラクに観光できておすすめです。
ダウントン村:バンプトン(オックスフォードシャー)
ハイクレア城から北西に位置する、コッツウォルズのオックスフォードシャー州には、牧歌的で美しいバンプトン村があります。バンプトン村はダウントン・アビーの邸宅のある、ダウントン村の設定になっています。
ドラマシリーズでは村の教会として利用された、セント・メアリー教会は、映画でも撮影に使われています。
ドラマシリーズに出てきた郵便局や、病院の撮影で使われた図書館など、小さな村ながらも見どころが多いバンプトン村。図書館ではタウンマップや関連グッズが購入できます。
レイコック(ウィルトシャー)
コッツウォルズ南部にある、ウィルトシャー州のレイコック村は、昔の街並みがそのまま残された美しい小さな村です。
ドラマシリーズで結ばれた、執事カーソンと家政婦長ヒューズ夫婦。彼らのコテージの外観は、ここレイコックで撮影されました。映画では、国王来訪パレードという重要シーンの舞台となっています。
レイコック村には13世紀に建てられたレイコック・アビー(寺院)があり、ダウントン・アビーだけでなく、ハリーポッターの撮影地としても一躍有名になりました。
周りの観光スポットやツアー
ダウントン・アビーでは、一家がロンドンへ行くシーンがありますが、颯爽とファーストクラスの列車(使用人は3等車)へ乗り込むシーンは、上流階級っぽかったですね。
ロンドンにはダウントン・アビーにまつわる、おいしい撮影地がありますので、ロンドン観光のお供にいかがでしょうか♪
ルールズレストラン
ロンドンで一番古いレストラン「ルールズ」は、1798年創業という老舗で、ローストビーフが有名です。レストランはドラマの第3シーズンで、伯爵家次女イーディスが、新聞社の編集長と食事に行くシーンで使われました。
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ザ・リッツ・レストラン
ドラマの第6シーズンで、次女イーディスが元婚約者と再会するシーンで使われたのが、5 つ星の高級ホテル「ザ・リッツ・ロンドン」内にある、ザ・リッツ・レストラン。
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「リッツで食事だなんて、なんて素敵なの!」とイーディスがはしゃいでいたことから、当時の貴族社会でもリッツは特別な場所だったことが伺えます。ミシュランスター・ダイニングですので、思いっきりおしゃれをして食事を楽しみたいですね!
現地の食べ物・おみやげ
映画ダウントン・アビー公開を記念して、2019年9月にハ
その時に振る舞われた飲み物が、その名も「ハイクレア・
ハイクレア・キャッスル・ジン
ご夫妻で3年もの歳月をかけて開発をされた、
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インターナショナル・スピリッツ・コンペティションで、栄誉あるゴールド・アワードを受賞しています。イギリスの高級スーパー、ウェイトローズ(Waitrose)で取扱がありますので、是非お土産に購入したい一本です。
交通機関
公共交通機関が整っているロンドンは、地下鉄・電車・バスやタクシーの利用が便利で安上がりです。旅の計画はロンドン交通局 (TFL:Transport for London)を使って上手にたてましょう。
☆ハイクレア城やコッツウォルズへの旅は、ロンドン発着の日本語ツアーの参加が便利です。
オススメのホテル・航空チケット
イギリスの田舎に行くのであれば、カントリースタイルの昔ながらの宿に宿泊してみたいところ。ここではそんな夢を叶えてくれる、すてきな宿をご紹介します。
ザ・スワン・イン
コッツウォルズあるスウィンブルック村では、ドラマ第2シーズンで、伯爵家3女シビルの恋の行方が撮影されました。舞台となったスワン・インは、イギリスの伝統的スタイルの宿泊施設で、1階がパブ、2階が宿泊施設になっています。
パブは英国キャメロン元首相も訪れたことがあるほどで、その味はお墨付きです♪
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まとめ
英国貴族が主役とあって、今回はきらびやかなロケ地が多かったですね。中でも夏季に一般公開されるハイクレア城は、マストで訪れてみたい場所です。
英国一美しいと言われる田舎・コッツウォルズと、大都会ロンドン。いいとこどりの旅を、ロケ地を巡りながら楽しみましょう♪
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