大ヒットのブロードウェイ・ミュージカルを、2008年に英独米が共同で制作した映画「マンマ・ミーア！」は、ABBAのヒットメドレーに乗って繰り広げられる、歌と笑いにあふれる作品です。ギリシャのまぶしい太陽と青い海が印象的でイギリスでは史上最高のヒットを記録しました。
主人公ソフィと母ドナの営むホテルがある「カロカイリ島」は架空の島ですが、エーゲ海に浮かぶスコペロス島をおもなロケ地として撮影が行われました。さっそく美しい島々の観光スポットを見ていきましょう！
あらすじ
「お父さんとバージンロードを歩きたい！」…だけど、そのお父さんは今どこに？というか、誰が私のお父さん？
ギリシャのエーゲ海の小さな島でホテルを営むドナと娘ソフィ。ソフィは結婚式を控え、自分の実父を探そうとする。しかし奔放な母ドナの日記によれば、父親候補は3人もいた！ドナの元恋人のサム、ハリー、ビルが、20年ぶりにソフィとドナの母子に会うため、島にやってくる…ミュージカルで綴るハートフル・コメディ。
主な出演者
監督：フィリダ・ロイド
出演：メリル・ストリープ（ドナ）
アマンダ・セイフライド（ソフィ）
ドミニク・クーパー（スカイ）
ピアース・ブロスナン（父親候補①サム）
コリン・ファース（父親候補②ハリー）
ステラン・スカルスガルド（父親候補③ビル）他
ソフィの父親候補である、母ドナの元恋人たちはイケメンおじさん俳優ぞろい。お母さま、若いころはモテたんですねぇ…と思わずため息のもれる面々です。
2018年には続編「マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー」が公開されました。もともと3部作として企画されているとのことで、シリーズ第3弾も制作予定があるとか。おなじみABBAの楽曲も使われる予定。今から待ちきれません！
映画の舞台・ロケ地
ギリシャのまぶしい太陽と青い海が印象的なこの映画ですが、ソフィと母親の営むホテルのある架空の島「カロカイリ島」は、エーゲ海に浮かぶ小さな島「スコペロス島」で撮影が行われました。一体どんなところなんでしょうか？
スコペロス島（Skopelos）
エーゲ海北西部に位置する「スコペロス島」は、オレンジ色の屋根と白い外壁の家がまぶしい、人口わずか5000人足らずの小さな島。
とにかく美しいビーチが至る所にあり、バカンスに持って来いの場所です！
カスタニビーチ（マンマミーアビーチ）
マンマミーアビーチの愛称で親しまれているカスタニビーチ。
ソフィと婚約者のスカイが、ビーチで「Lay All Your Love On Me」を歌った場面の舞台になっています。透明度の高いクリスタルウォーターと、真っ白な砂浜。ため息の出るほど美しいビーチです。
アギオス・イオアニス教会
「マンマ・ミーア！」で最も有名なロケ地の舞台は、なんといってもアギオス・イオアニス教会。ソフィが結婚式を挙げる岬の教会です。
200段に及ぶ石の階段の上に建つ小さな教会では、実際に結婚式を挙げることができます。マンマミーアビーチからのアクセスもよく、タクシーで20分程で教会が見えてきます。頂上からは息をのむほどの絶景が見渡せます。
どこに教会があるの？と思った方、てっぺんの、ここですよ～～！
スキアトス島（Skiathos）
スコペロス島から高速船に乗って、約1時間で到着するリゾート地「スキアトス島」。
ここは映画の冒頭シーンでソフィが「I Have A Dream」を歌いながらボートで向かった島です。ソフィが父親候補達に結婚式の招待状を投函するシーンは、聖ニコラオス教会の広場近くで撮影されました。
聖ニコラオス教会の広場にほど近いスキアトス港で、フェリーに乗り遅れた父親候補3名が偶然出会うシーンも撮影されました。
周りの観光スポットやツアー
ギリシャにはたくさんの美しい島々があります。せっかくなので、是非とも周辺の島へも足をのばしてみましょう♪
サントリーニ島
ギリシャの島々の中で一番メジャーな島「サントリーニ島」。
真っ青な海と空、真っ白な壁とブルードームの教会がとにかく美しく、新婚旅行でなくとも一生に一度は行ってみたい憧れの島です。
「世界ベスト15アイランド」の第14位にランクインしています。夕暮れ、夜景も素晴らしいです！
ミロス島
ミロス島は、パリのルーブル美術館にある「ミロのヴィーナス」が発見された島です。「世界ベスト15アイランド」第7位、「ヨーロッパ・トップ15アイランド」では堂々第1位に選ばれています。日本の小豆島と姉妹島提携しているそうです。
ミロス島の人気スポットがこのサラキニコビーチ。真っ白な砂浜…ではなく、白い石灰岩の壁に囲まれた珍しいビーチ。地中海の青い海と白い壁のコントラストは、美しい！の一言です。
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現地の食べ物・おみやげ
ギリシャといえば、ギリシャ料理。ヨーグルトやチーズ、オリーブオイルを使った数々の伝統料理があります。ここでは、ギリシャに行ったら是非ご賞味頂きたいギリシャの食べ物をご紹介します。
グリーク・コーヒー
グリーク・コーヒー（ギリシャ・コーヒー）は、ギリシャに行ったら是非試してみたい飲み物です。
グリークコーヒーは、「ブリキ」と呼ばれる専用の鍋で作ります。コーヒー豆と水と砂糖を煮たて、小さめのカップに注いだら豆が沈殿するまで少し待ち、上澄みを飲みます。
苦みの強いコーヒーですが、カフェインは普通のコーヒーに比べて少なく、ポリフェノールが多く含まれています。ご長寿の島として知られるイカリア島民の健康の秘密は、このグリークコーヒーにあるとアテネ大学の研究チームが突き止めたとか。
ギリシャ語では「エリニコ・カフェ」と呼ばれていますので、オーダーしてみてください。
ムサカ
ギリシャ料理といえばムサカ(Moussaka)、と言われるほど、ポピュラーな家庭料理です。
ホワイトソース、ひき肉と野菜、チーズを重ね焼きした伝統料理で、ちょっとラザニアに似ています。本当においしいので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
ギリシャでよく見かける「タベルナ」という看板は、ギリシャ料理を提供する居酒屋や食堂など、カジュアルなレストランです。ローカルが集う「タベルナ」にて、ギリシャワインを片手に是非この家庭料理を堪能してみて下さい♪
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交通機関
ギリシャの首都アテネからスコペロス島へは、直航フェリーはありません。
アテネのバスターミナルからマントウディ港（Mantoudi Port ）へバスで向かい（約2時間）、そこからフェリーで約3時間かけてスコペロス島へ向かいます。
フェリーは基本オンシーズンの4月中旬〜10月中旬でも１日１便ですので、事前にスケジュールを調べておきましょう。
オススメのホテル
スコペロスビレッジホテル
スコペロス島のタウンセンターからわずか600メートルの好立地に建つこのホテルは、プールから美しいスコペロス島の街並みが一望できます。
ホテルの朝食では島の伝統料理、スコペロスチーズパイを味わうことができます。
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まとめ
エーゲ海はいつも暖かそうなイメージですが、冬場はそれなりに寒いので、旅行で行くなら5月から10月がおすすめです。新型コロナで海外旅行がしづらいこの時期は、まずは映画を見て、さんさんと降り注ぐ太陽と楽しい音楽、ほっこりする家族たち？のストーリーでリラックスしてくださいね！
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