映画は「銀の匙」は、北海道の農業高校を舞台に、酪農家を目指す学生たちの青春を描いた物語。原作は荒川弘のマンガ「銀の匙(小学館 週刊少年サンデー)」です。
「銀の匙」のロケ地は、北海道帯広。自然が豊かで新鮮な乳製品がたっぷりあるエリアなので、自然が好きな人、そして、お菓子好きな女性にとって見逃せないエリアといえます…!東京、札幌からのアクセスも良好です。
今回は「銀の匙」の舞台となった、北海道帯広のロケ地と観光スポットをご紹介します。ロケ地はセットではなく、地元の農業高校で撮影したシーンが多かったので、撮影スポットがそのまま残っている可能性大!見つけられると楽しいと思います!
あらすじ
札幌の進学校に通っていた高校生、八軒勇吾は大蝦夷農業学校(通称・エゾノー)に進学することになる。都会っ子の八軒にとって、家畜や作物の世話といった農作業は何もかも初めてで、悪戦苦闘の毎日を送りつつ成長していく。
主な出演者
中島健人(八軒勇吾)
広瀬アリス(御影アキ)
市川知宏(駒場一郎)
吹石一恵(富士先生)
上島竜兵(校長先生)
黒木華(南九条あやめ)
哀川翔(アキの叔父)
竹内力(アキの父)
中村獅童(中島先生)
Sexy Zoneの中島健人さんが主演、ヒロイン役に広瀬アリスさんなど豪華なキャスト。上島竜平さんの校長は、まさにハマり役です!
映画の舞台・ロケ地
「銀の匙」の舞台となったエゾノーは、どこにあるのでしょうか?見ていきましょう!
帯広農業高等学校
エゾノーのモデルは帯広農業高等学校。じつは原作者の荒川弘先生の出身校です。
帯広農業高校は野球部も有名で、2020年の甲子園交流戦では健大高崎を破ったほど。強豪校です。
アンテナショップ「あぐりす」では、夏の間はヨーグルトやチーズを販売しています。5~10月の営業日(週1回)に合わせて訪問すれば、エゾノー特製の新鮮な食材を味わえるかもしれません(2020年8月時点ではコロナウイルスの影響で営業しておりません)。
周りの観光スポットやツアー
帯広競馬場
作中でも出てきた帯広競馬場のばんえい競馬場。
ばんえい競馬の競走馬は、速さを競って走るだけではなく、そりをひきながら馬力も競います。世界でも他に類のない競馬です。
愛国駅・幸福駅
愛国駅と幸福駅は、旧国鉄広尾線の駅。
国鉄広尾線の廃止にともない、幸福駅は鉄道公園に、愛国駅は交通記念館になっています。かつては両駅で切符を買うと幸せになれるというジンクスがあり、全国からカップルたちが押し寄せたそうです。
駅前の売店では「愛国(愛の国)」から「幸福」ゆきのおみやげ切符が売られています。
オンネトー
オンネトーは阿寒摩周国立公園にある湖。北海道3大秘湖のひとつとされ、エメラルドグリーンの湖は絶景です。
ちなみにオンネトーとは、アイヌ語で「大きな沼」の意味。
現地の食べ物・おみやげ
お待たせしました、帯広の美味しい名物を紹介していきますね。食料自給率1000%超えの十勝平野。美味しいものがたくさんです!
【池田町】十勝ワイン
帯広の隣町、池田町は国産ワインの名産地。
池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(通称 池田ワイン城)は、日本初の自治体が運営するワイナリーです。ワイナリー見学、展示見学ができて試飲も楽しめます!
自治体ワイナリーなので池田町の町民のためのスペシャル銘柄もあります。まさに「ここでしか飲めない」ワインです!
豚丼
帯広と言えば豚丼!十勝平野で育った新鮮な豚肉を使用するので、脂ののった豚丼が食べられます。
有名なお店はいくつもありますが、とくにおすすめなのが「いっぴん 帯広本店」。テイクアウトも対応しているので、お土産にもできそうですね。
チェーン展開していますので、本店の地図だけ掲載します!
インデアンカレー
インデアンカレーは、帯広・釧路周辺のご当地グルメ。濃厚なルーが特徴で、「家庭的なカレーの最高峰」と称されることもあります。トッピングを追加したり、辛さを増したりすることができるので、自分好みのカスタマイズが可能。
カレーショップインデアンは、帯広市内にチェーン展開しています。店舗数が多く、地図を掲載しきれません…!最寄りのお店を探してくださいね!
六花亭本店
北海道土産の定番「マルセイバターサンド」を販売している六花亭。じつは、帯広に本店があります。本店はカフェも経営しており、ここでしか食べられないお菓子もあります。
サクサクパイは、お土産にならない幻の一品!賞味期限が3時間しかないのです!十勝は新鮮な乳製品が豊富に生産されているので、おいしいお菓子がたくさんあるのですね!
クランベリーのスイートポテト
クランベリーのスイートポテトは六花亭と並ぶ名物菓子。
まるごと1つだと大人の手ぐらいあるので、1人で食べるのは大変かも!女子会など、複数人で食べるのがベスト。少量食べたい人には、量り売りしてくれます。
交通機関
帯広はアクセスがとても良い街
とかち帯広空港~東京羽田空港に定期便が運航しているため、関東圏からは札幌を経由するよりも、直行便が便利かも知れません。札幌から行くのであれば、JR特急列車で3時間弱。高速バスだと4時間ほど。
空港からは、飛行機の到着時刻表に合わせて帯広中心街行きのシャトルバスが出ており、帯広駅(停留所はアパホテル帯広駅前)に出られます。片道40分ほどです。
帯広市内の移動にはレンタカーが快適です。公共交通機関はそれほど充実しておらず、メジャーな観光地も市街地から離れています。空港か帯広駅前でレンタカーを利用してはいかがでしょうか。
帯広の観光シーズンはやっぱり夏!
帯広に限らず、北海道の観光ハイシーズンはやっぱり夏(7~8月)。この時期はホテル、航空券の料金が一番高いと覚悟しましょう。少し時期を外した5~6月、9~10月は、暑くもなく寒くもないので心地よく観光できておすすめです。
11~3月は雪が積もり、寒さが厳しく、交通機関がマヒする可能性もあります。ただ、スキーや流氷ウォッチなど、冬の北海道ならではの楽しみ方もあります。行くなら移動手段などを計画的に考えて!無理は禁物です。
まとめ
北海道の大自然の中で動物たちを育てるという酪農家は、私たちの豊かな生活になくてはならないお仕事。新型コロナウイルスの影響で乳製品が売れなくなってしまい、在庫を抱えて困っている酪農家の方々が話題になっていましたね。でもなんとか、乗り切って欲しいです!
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