映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地、中つ国ニュージーランド!

ファンタジー

映画「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」が公開されたのは2001年。それ以来「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作は熱狂的ファンに支えられ、いまだに人気は衰えません。約10年後の2012年からは、スピンオフの「ホビット」シリーズ3部作も順次公開され、2019年には原作者J.R.R.トールキンの半生を描いた映画「トールキン 旅のはじまり」も公開されました。約20年間にわたり、このシリーズはずっと世界に愛されてきたんですね!

映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の舞台として一躍有名になったニュージーランドから、盛りだくさんのロケ地情報をお届けします♪

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あらすじ

かつて、冥王サウロンはすべての民族を支配できる「ひとつの指輪(One Ring)」を作った。指輪を手にした者は絶大な力を得る代わりに、次第にその精神を蝕まれてしまう。

ところが欲得に興味がないホビット族がその指輪を手にした。善良でのんきなホビットなら、この恐ろしい指輪をこの世から葬り去ることができるかもしれない…。ホビット族のフロドと従者サムはモルドールの滅びの山へ向かう。

中つ国(ミドル・アース)を舞台に、9人の旅の仲間が冥王サウロンを滅ぼすために「一つの指輪」の破壊を目指す旅の物語。

一つの指輪は全てを統べ、
一つの指輪は全てを見つけ、
一つの指輪は全てを捕らえて、暗闇の中に繋ぎとめる。
(One Ring to rule them all, One Ring to find them, One Ring to bring them all, and in the darkness bind them)
『旅の仲間』(上)第二章「過去の影」(瀬田貞二・訳)

主な出演者

監督:ピーター・ジャクソン

出演者:
イライジャ・ウッド(フロド・バギンズ)
ショーン・アスティン(サムワイズ・“サム”・ギャムジー)
イアン・マッケラン(ガンダルフ)
ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)
オーランド・ブルーム(レゴラス)
アンディ・サーキス(ゴラム)他

ピーター・ジャクソン監督はニュージーランド出身。母国の美しい自然を知り尽くした監督により、世界中にニュージーランドの魅力が伝えられました。(でもなぜか両作品とも見たことがない...というニュージーランド人は意外と多いのですが。)その功績を称えて、ピーター・ジャクソン監督には、2010年にナイトの称号が授与されました。

映画の舞台・ロケ地

三部作の舞台であるニュージーランドでは、北島・南島共にたくさんのロケ地が存在し、今も訪れるファンを楽しませてくれます。

ホビット村映画セット(マタマタ/北島)

ロケ地として絶対に外せないのが、ホビット村映画セット。撮影地内には、30戸以上ものホビットのかわいらしい家や、水車と二重橋、パブなど見どころが満載です。

 

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撮影は広大な農場にて行われましたが、撮影終了と共にセットはすべて撤去されました。2009年に映画「ホビット」三部作撮影のため、再びセットが組みなおされ、これが現在のホビット村映画セットの原型になっています。

 

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ホビット達の生まれ故郷であり、シリーズ1作目「旅の仲間」の冒頭シーンで、ビルボ・バギンズの111歳目の誕生日パーティーが開かれた舞台です。

ツアー終点地であるグリーンドラゴン亭では、撮影で使われたエール・ビール、サイダー、ジンジャービールから一つ好きなものを選んで一息つくことができます。ビーフパイは絶品です。

ホビット村映画セットはとても人気のあるツアーですので、事前予約は必須です。



ミドルアース/中つ国(ウェリントン/北島)

ニュージーランドの首都であるウェリントンは、ミドルアース(中つ国)の撮影の舞台となりました。「ミドルアース」はウェリントンのあだ名にもなっています。

ビクトリア山(Mount Victoria)

マウント・ビクトリアでは、一部作目の「旅の仲間」で、ホビット村を出発したフロド達4人の森の中でのシーンが撮影されました。フロドが黒の乗手の気配を感じて「Get off the road!」と叫び、身を隠すシーンが有名ですね。

ロケーションツアー(半日か1日)の参加がおすすめです。英語ツアーとなりますが、ガイドさんがちゃんと映画のシーンのパネルを使って説明してくれるので、とてもわかりやすいですよ。

山頂からは美しいウェリントンの街並みとハーバーが一望できます。

ウェタ・ワークショップ(Weta Workshop)

ウェリントンで絶対に訪れたいのが、映画制作会社「ウェタ・ワークショップ」。ここでは「ロード・オブ・ザ・リング」の他に「ホビット」三部作や「アバター」などが制作され、ガイドツアーもあります。

 

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入口では石化されたトロル達がお迎えしてくれます♪



世界遺産・トンガリロ国立公園(北島)

世界遺産トンガリロ国立公園は、冥王サウロンの国モルドールと滅びの山の舞台。

クレーターや火口湖が織り成す荒々しい山岳風景の中を歩く途中に、フロドとサムが指輪を破壊しに行った、滅びの山(ナウルホエ山)が眼前に迫ります。山頂のエメラルド・レイクスは息をのむほど透明感にあふれた美しい湖です。

 

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「トンガリロ・アルパイン・クロッシング」と呼ばれる、トンガリロ国立公園を横断する日帰りトレッキングコースは非常に人気があります。ドラマチックで雄大な自然を満喫できるこのコースは、山歩きが好きな方におすすめです。

ニュージーランドの自然保護局が指定した「グレートウォーク」と呼ばれる9つのトレッキングコースのひとつです。



周りの観光スポットやツアー

ニュージーランドの首都ウェリントンは、「世界で最もクールな小さな首都(出典:Lonely Planet)」とたたえられるほど魅力的な街。いたるところにおしゃれなカフェが点在し、クラフトビール作りも盛んです。

夜は素敵なバーでカクテルを片手にライブミュージックを楽しんだり、シアターでショーを観に行ったりと、ナイトライフも充実しています。

 

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プカハ/マウント・ブルース国立野生動物保護区

首都ウェリントンから電車で1時間半のところにあるワイララパ地方は、ワインの産地でも有名で、時間があればぜひ訪れて欲しい場所です。

中でも世界でも珍しい真っ白のキーウィが見学できるのは、ここマウント・ブルース国立野生動物保護区だけです。キーウィは夜行性の為暗室の飼育施設内での観察になりますが、ちょこまかと動く白いキーウィはとてもかわいらしく、一見の価値ありです。

 

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プタンギルア・ピナクルズ景観保護区

ワイララパ地方にあるプタンギルア・ピナクルズは、「ロード・オブ・ザ・リングー王の帰還」に登場した「死者の道」の撮影に使われました。

 

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長い時間をかけて不思議な形に侵食され、古代の地層が岩柱として残りめずらしい景観を保っています。



現地の食べ物・おみやげ

酪農が盛んなニュージーランドには、バターやチーズ、はちみつなどがあり、お土産には事欠きません。ここでは、映画にちなんだおすすめのお土産やレストランを紹介します。

ミドル・アースワイン

世界的に高い評価を受けているニュージーランドワイン。国内各所にワイナリーが点在しています。その中でも一押しワインはその名も「ミドル・アース」。ワイナリーは南島にありますが、スーパーやワイン専門店で購入することもでき、お土産に最適です。

 

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ワイナリー:MIDDLE-EARTH™ Wines
住所:97 Livingston Road, Brightwater, Nelson, New Zealand
営業時間:11:00~17:00
定休日:月・火

ボツワナ・ブッチャーリー

ニュージーランドといえば、人口より羊の方が圧倒的に多い国。

人口500万人に対して羊の総数は約2600万匹ですから、約5倍です。ホビット村での撮影では羊が入らないよう、ファームにいる羊をすべて別の場所に移動させるのに一苦労したとか。

 

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ニュージーランドでぜひご賞味頂きたいのがラム(子羊)肉。ここボツワナ・ブッチャーリーは北島のオークランドと南島のクィーンズタウンにレストランを展開しており、様々なお肉料理を提供しています。特にラム肉料理はやわらかくて絶品です。

レストラン:Botswana Butchery
住所:99 Quay St, Ferry Building, Auckland, New Zealand
営業時間:11:00~Late
定休日:なし

交通機関

ニュージーランドは一部都市を除けば公共交通機関があまりなく、車での移動がおすすめです。日本と同じく車両は左側通行で、車も右ハンドルが主流です。運転に自信のない方は送迎付きの日本語ガイドツアーを利用されることをお勧めします。

 

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ススメのホテル・航空チケット

世界遺産トンガリロ国立公園周辺のホテルには、映画の出演者達も宿泊しました。運が良ければ同じ部屋に泊まれることもあるようです!

パウダーホーン・シャトー

パウダーホーン・シャトーは、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)や、レゴラス(オーランド・ブルーム)が宿泊した部屋に実際に泊まれることで有名です。予約を入れる際は、ぜひ同じ部屋にアサインして欲しい!とリクエストをしてみて下さい。

 

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山小屋風の木のぬくもりが感じられる素敵なロッジで、地下には温水プールもあります。冬場はレストランの暖炉に火が入って、何とも言えない暖かで贅沢な時間が楽しめます。スキーリゾートへのアクセスも抜群です。

ホテル:Powderhorn Chateau
住所:194 Mangawhero Terrace, Ohakune, New Zealand


まとめ

おススメのロケ地がありすぎて、今回はニュージーランドの北島しかご紹介できませんでしたが、渡航制限が解除されましたら、ぜひ訪れてみて下さい。日本と季節が真逆なニュージーランドは、12月~2月が夏となりベストシーズンです。

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