2006年に映画化された「ダ・ヴィンチ・コード」はサスペンス・ミステリー超大作。名画に隠された暗号を紐解きながら、キリスト教最大の秘宝「聖杯」の謎に迫るストーリーは見ごたえたっぷり。
この映画の舞台は、パリとロンドンにある数々の歴史的建造物です。登場した教会などの建物をストーリー順に巡っていきます。パリとロンドンにある数々の寺院や観光名所を訪れてみましょう♪
あらすじ
パリ、ルーブル美術館館長が奇妙な姿で殺害される事件が発生した。死体を見た警察は宗教儀礼の可能性を疑い、ハーバード大学の宗教学者ラングドン教授を重要参考人として追いかける。暗号解読官ソフィーはラングドン教授を助け、行動を共にする。
ラングドン教授とソフィーは、死体に隠された暗号を解読しながらパリ、ロンドンを駆け巡る。カトリック教会が隠蔽してきたキリスト教史上最大の謎とは?キリスト教最大の秘宝「聖杯」の秘密とは?
原作はダン・ブラウンの世界的ベストセラー小説。フィクションでありながら、宗教色の強いこの作品。ローマ法王庁が「反キリスト的だから見ないように」と訴えるなど、色々な意味で話題になりました。
主な出演者
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)
オドレイ・トトゥ(ソフィー・ヌヴー)
イアン・マッケラン(リー・ティービング)
ポール・ベタニー(シラス)
アルフレッド・モリーナ(マヌエル・アリンガローサ司教)
ジャン・レノ(ベズ・ファーシュ警部)
ユルゲン・プロホノフ(アンドレ・ヴェルネ)
ジャン=ピエール・マリエール(ジャック・ソニエール)
ジャン=イヴ・ベルテルー(レミー・ジャン)ほか
映画の舞台・ロケ地
ダビンチ・コードのロケ地を巡っていきましょう!少々ネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方はご注意くださいね。
ルーヴル美術館 - ガラスのピラミッド(パリ/フランス)
ロケ地巡りはパリのルーヴル美術館から始まります。主人公のロバート・ラングドンが警察からの協力要請を受けてルーヴルを訪れたのは夜。
ルーヴル美術館前の広場にある、ライトアップされたガラス製のピラミッドが美しく、これからどんなミステリーが始まるのかドキドキします。美術館館長ジャック・ソニエールの謎めいた死体が、美術品に囲まれて発見されます。
この美術館では、映画に出てきたレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「モナ・ リザ」と「岩窟の聖母」を含む、多くの世界的に有名な絵画を見ることができます。長蛇の列に並ぶのを避けるために、入場チケットは事前予約がマストです。
サン・シュルピス教会(パリ/フランス)
映画では北極と南極を結ぶ子午線を「ローズ・ライン」と呼んでいます。このローズ・ライン下に「聖杯」を示す手がかりがあるとしています。
パリ市内にあるサン・シュルピス教会は、秘密結社「オプス・デイ」の刺客が秘宝を求めて床を壊すシーンの舞台です。じっさいの撮影許可は降りなかったため、デジタル合成で制作されています。
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北極と南極を結ぶ子午線と、その上に建つオベリクスは、教会内で実際に見学することができます。
ローズラインを示すミステリアスな真鍮のメダル(子午線の目印)は、パリ市内の道路のあちこちで見ることができます。
テンプル教会(ロンドン/イギリス)
ロンドンにあるテンプル教会は、「ポープ(教皇)の葬った騎士がロンドンに眠る...その墓を飾るべき球体を探し求めよ」という暗号から導かれた場所です。
12世紀後半に、テンプル騎士団イングランド本部として建てられたテンプル教会。映画では、教会内の横たわっている騎士達の肖像墓が撮影されています。
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世界遺産・ウェストミンスター寺院(ロンドン/イギリス)
イギリス国教会の寺院で、王室の戴冠式や結婚式などの行事が行われるウェストミンスター寺院ですが、残念ながら撮影の許可が降りなかったため、ウィンチェスター大聖堂とリンカーン大聖堂で代替ロケがされました。
ウィンチェスター大聖堂は北の回廊、リンカーン大聖堂では中庭とチャプターハウス(聖職者の会議堂)が撮影に使われました。
とくにチャプターハウスでは、犯人との対決とクリプテックスの暗号が解かれるとても重要なシーンが撮影されています。
ロスリン礼拝堂(ロスリン/スコットランド)
ロスリン礼拝堂は、14世紀半ばにテンプル騎士団のメンバーにより、スコットランドに建設されました。ラングドンたちが最後のメッセージに導かれて向かった場所です。
映画ではロスリン礼拝堂の名前はローズ・ラインにちなんでいるとされました。
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ロスリン礼拝堂はスコットランドの首都エジンバラからアクセスがよく、車に乗れば約30分で到着します。
ルーヴル美術館 - 逆さピラミッド(パリ/フランス)
「ダ・ヴィンチ・コード」ロケ地巡りの終点は、最後にもう一度ルーヴル美術館に戻って、逆さピラミッドを感慨深く眺めたら終了です。...お疲れさまでした!
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周りの観光スポットやツアー
映画の後半では、レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画の傑作「最後の晩餐」に隠された秘密を巡って物語が展開していきます。レオナルド・ダ・ヴィンチが17年間住んだ、イタリアのミラノから、芸術に因んだ観光情報をお届けします♪
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(ミラノ/イタリア)
レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画の傑作「最後の晩餐」は、ミラノにある世界遺産、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会で観賞することができます。
入場チケットは完全予約制となっており、3か月前の発売と同時にほぼ売り切れる人気ぶり。人が吐き出す二酸化炭素が壁画を傷めるため、厳格な人数制限があり、観賞時間も15分間と決められています。
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徳島県の大塚国際美術館では「最後の晩餐」の複製展示がされています。修復前と修復後がありますので、こちらも併せて観賞してみたいですね。
世界遺産 ドゥオーモ大聖堂(ミラノ/イタリア)
ミラノに行ったら世界最大級のゴシック建築、ドゥオーモ大聖堂にも足を延ばしてみましょう。ここにも映画で「ローズ・ライン」と呼ばれた子午線を、床に見ることができます。
床には子午線に沿って十二宮星座が描かれており、正午に天井から差し込む光によって、季節の星座がわかるようになっています。
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現地の食べ物・おみやげ
ルーヴル美術館の逆さピラミッドと同じフロアに、美術館のミュージアム・ショップがあります。モナ・リザ関連のお土産が充実していますので、是非覗いてみて下さい。
また、ミュージアム・ショップの先は、ショッピングモール「カルーゼル・デュ・ルーヴル」が続いています。フードコートもあるのでひと休みできます。モールにはフランス香水専門店のフラゴナールや、ロクシタンも入っていて、お土産探しに便利です。
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オススメのホテル・航空チケット
主人公ロバート・ラングドンが講演の為に来ていたパリで宿泊したホテル、それはホテル・リッツ・パリ。高級ブランド店が建ち並ぶ、ヴァンドーム広場に面した老舗の五つ星ホテルです。いつの日か泊まってみたいですね♪
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映画に出てきた歴史建造物は、比較的パリやロンドン市内からアクセスがいいので、地下鉄やバスを上手に使って、ロケ地巡りをしましょう。
まとめ
ロケ地を巡りながらローズ・ラインを辿る旅はいかがでしたでしょうか?この映画には、絵画&ミステリーという鉄板の組み合わせと、世界的観光地の魅力がぎゅっと詰まっています。また観たくなってしまいますね!また自由に海外旅行ができる時が待ち遠しいです!
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