映画「リメンバー・ミー」の舞台!メキシコ「グアナファト」死者の祭りを巡るカラフルな旅

ミュージカル

「リメンバー・ミー」は、家族の絆の大切さを描いたピクサーの長編アニメーション。メキシコの死者の祭りを舞台に、ミュージシャンを夢見る少年ミゲルと、死者の国のお調子者ガイコツ、ヘクターが繰り広げるファンタジーアドベンチャーです。主題歌「リメンバーミー」を歌う、ミゲルの奇跡の歌声には誰もが息を飲むことでしょう。

ピクサーの感動アニメーション映画「リメンバー・ミー」の舞台となった街、グアナファトとメキシコの「死者の祭り」をご紹介します。

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あらすじ

メキシコの街サンタ・セシリアで、密かにミュージシャンを夢見る12歳の少年ミゲル。音楽が大好きで才能もある。しかし、ミゲルの家族には「音楽を聴いてはいけない」という掟があった。

毎年訪れる「死者の祭り」の日。ふと古い写真を見たミゲルは、自分の先祖がミュージシャンであったことを知る。自分と伝説のミュージシャン「デラクルス」は血が繋がっていると確信したミゲル。それを確かめるため、ミゲルはデラクルスの墓に忍び込み、そしてガイコツたちが暮らす死者の国に迷い込むー。

ミゲルは無事に現世へ戻れるのか?代々伝わる掟の本当の理由とは?様々なストーリーが交差し、家族の大切さを改めて感じさせられる作品です。

主な出演者

監督:リー・アンクリッチ
アンソニー・ゴンサレス(ミゲル)
ガエル・ガルシア・ベルナル(ヘクター)
ベンジャミン・ブラット(エルネスト・デラクルス)
アラナ・ユーバック(ママ・イメルダ)
ハイメ・カミーユ(エンリケ・リヴェラ)他

日本語出演:
石橋陽彩(ミゲル)
藤木直人(ヘクター)
橋本さとし(エルネスト・デラクルス)
松雪泰子(ママ・イメルダ)
横山だいすけ(エンリケ・リヴェラ)他

この映画はとにかく魅力的な音楽がたくさん登場します。ミゲル役の石橋陽彩くんが歌う「リメンバー・ミー」や、ヘクター(藤木直人さん)とのデュエット「ウン・ポコ・ロコ」など、多彩なラテンテイストが楽しめます。気に入ったらサウンドトラック盤もどうぞ!

映画の舞台・ロケ地

映画の舞台となるのはメキシコの死者の祭。日本のお盆のような、祖先を迎えるお祭りです。日本との違いは、とにかくカラフルで陽気に祝うこと。さっそく見ていきましょう。

メキシコで一番カラフルな街 グアナファト

ミゲルが迷い込んだ街「死者の国」のモデルになったのが、メキシコ中央部に位置する街、グアナファトです。美しい南米メキシコの中でも、とくに素晴らしい景観。世界遺産にも登録されています。

メキシコらしい色とりどりの街は、ファンタジーの世界。路地からヘクターが飛び出してきそうなほど!世界中から観光客が訪れる街となっています。



死者の祭

「死者の祭(Dia de Muertos)」は、メキシコ全土で毎年10月31日〜11月2日の期間に行われるお祭り。

死者というと怖く聞こえますが、カラフルな衣装を身にまとったガイコツたちが街のあちこちに現れます。先祖を年に1度迎え入れる、日本のお盆のような、西洋のハロウィンのような、そんな歴史あるお祭りです。

お花やロウソクなど「お供え」をするのも日本と同じなのですが、見た目はリメンバー・ミーそのものですね!

ピピラの丘

映画の中でミゲルが街全体を見渡すシーンは印象的ですよね。ミゲルと同じ視点から街を一望したいなら、グアナファトを見渡せる「ピピラの丘」がおすすめ。

ちなみに夜景も最高です!

ピピラの丘に建つ、エル・ピピラの像。メキシコ独立運動を指揮した、地元グアナファトの英雄だそうです。

寄りで見ると、こんな感じ。

高台にはケーブルカーも通っているので簡単に行くことができます、もちろん歩くこともできるので、メキシコの風を感じながらのんびり散歩もありです。

観光地であるグアナファトの市街地はそれほど危険がありませんが、ピピラの丘までのルートは、とちゅうに人通りが少ないエリアもあります。ひとりでは行かないようにしましょう。



口づけの小道

グアナファトの住宅街は、斜面に密集しています。この小道は、2階のバルコニーから身を乗り出せばキスできるほど距離が近いことで有名で「口づけの小道」と呼ばれています。人が通るのがやっとな幅ですね!

周りの観光スポット

グアナファト近辺の観光スポットを見ていきましょう!

ペニャ・デ・ベルナル(ベルナル)

ペニャ・デ・ベルナルを見て「なーんだ、山じゃん」と思ったそこのアナタ!!「山」じゃなくて「岩」、しかも世界で3番目に大きなモノリス(巨大岩石)なのですよ…!

火山の中でマグマが冷えて塊になり、外側にあった火山自体はボロボロに風化してしまったのだそうです。

これほどの巨岩なら、かなりのパワースポットだろうと思いますよね…?その通りです。かつてはオトミ族とチチメカ族の「神聖なる領土の守護者」と呼ばれていました。麓のベルナルの街は「魔法の街」と呼ばれ、住民たちの平均寿命がメキシコで一番高いことで知られています。しかも、UFO目撃多発地帯です。

現在でも毎年3月21日(春分の日)には、神聖なるパワーを求めた人々がペニャ・デ・ベルナルの麓に集まるそうです。

サンミゲル・アルカンシェル教会(サンミゲル・デ・アジェンデ)

サンミゲル・アルカンシェル教会はサンミゲル・デ・アジェンデ(グアナファトから車で90分ほどの歴史ある街)のシンボルといえる教会です。17世紀に建てられたネオゴシック様式の教会で、ピンクの高い尖塔があり、ファサードが特徴的です。街のほとんどのエリアから見ることができます。

この教会の地下室には、教会の元司教やメキシコの元大統領を含む要人たちの遺骨が安置されていますが、毎年11月2日、死者の日には一般公開(!)されます。

現地の食べ物・おみやげ

ここでは、現地の食べ物やおみやげをご紹介します!観光スポットを巡ったあとは、美味しい食べ物を食べいきましょう♪

El Paisaタコス

本場メキシコではライムをたっぷり絞って食べるタコス。コロナビールの相性は抜群です。パクチーや玉ねぎ、そしてたっぷりのサルサを自分で挟んで食べます!

 

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セルビン焼き

メキシコで有名セルビン焼きとは、グアナファトにあるJavier Servin(ハビエル・セルビン)さんの工房で作られている焼き物のことです。メキシコらしいカラフルでハイセンスなデザイン。ここでしか買えない素敵な陶器は旅の思い出になること間違いなしです!

 

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交通機関

グアナファトでは主に市内バスがメインで利用されています。市内バスは距離に関係なく1回7ペソ(約42円)で乗ることが出来ます。市内ではタクシーも運行していますが、油断すると基準より高い金額を請求されることもあるので注意が必要です。

グアナファトの観光エリアは比較的安全ですが、日本と同じように考えて行動すると危険なこともありますので、明るいうちに複数で行動する、観光スポット以外を通るときは現地ガイドの案内や乗り物を使うなど、気を付けてください。

まとめ

今回ご紹介しました「メキシコ 死者の祭」はまるで映画の世界にいるかのようなカラフルな世界です。南米は行きなれていない人が多いと思うので、トラブルに合わないためにもしっかりとした事前準備を行って、映画の世界を思う存分楽しみましょう!

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